夏場の大敵、「蚊」。あのプーンといったイライラする音や、刺された後の収まらないかゆみと闘わなければならない季節が、そろそろやってくる。
だが、朗報だ!においのきつい蚊取り線香をもう置く必要はない。どんなところにも設置できて、しかも大量に「蚊」を駆除できる装置が簡単につくれてしまう
材料はペットボトル、水、ブラウンシュガー、イースト。たったこれだけ!
①ペットボトルの口を切り、逆さまに差し込む。
②きれいな水にブラウンシュガー、イーストを混ぜて完成!
とってもシンプル。混ぜたこれらの材料は、二酸化炭素を発生させる。おびき寄せられた蚊たちは、ペットボトルに侵入し、そのまま死んでしまうのである。
実はこの「蚊取りボトル」、今フィリピンで大活躍!蚊が媒介するウイルス性の疾患、デング熱が蔓延するフィリピンでは、子どもを中心とする毎年約22,500人もの命が失われている。
デング熱を予防すべく、フィリピンの下水処理サービスを行うマイニラッド社がこの「蚊取りボトル」を開発。多くの市民に提供し、家の軒先に設置するよう求めたのだ。
効果は絶大。2013年2月の調査によると、フィリピンでのデング熱感染例は前年と比べ、55%減少、致死率は38%減少という数字を収めた!